こんにちは。砂坂です。
今回は、集水井(しゅうすいせい)のメンテナンス工事についてご報告します。
施工する箇所は、竣工後10年程経過しています。
横穴のボーリング(有孔管)に土砂が堆積し、排水効率が低下している為、
堆積土砂を除去して機能回復を図ることが目的です。
本来、地下水位を低下させるために設置した集水ボーリング孔も、
詰まってしまえばその機能が果たせません。
専用の器具を準備しました。
こちらは、前方に噴射しながら前方の土砂を崩し、後方へ流すためのノズルです。
一方こちらは、崩した堆積土砂を洗い流すノズルです。
ホースごと引っ張り出しながら洗い流します。
今回使用した高圧洗浄機です。
20mpaもの圧力をかけられます。
(強力な洗浄力で有名な『ケルヒャー』でも、2~8mpa程度です!)
面白いもので、同じ集水井でも、水抜き孔により堆積している土砂の質が違います。
白色、灰色、赤褐色。どれも細かい粒子となり、流れ出ます。
今回の箇所は設計延長で37m程。地道な作業です。
端部(エンドキャップ)に到達すると、明らかに手応えが変わります。
事前にマーキングした箇所より深度を計測して保持し、
水の濁りで洗浄度合いを確認します。
一定時間放置していると、無色透明になってきます。これで施工完了です。
地道で根気のいる作業でしたが、無事に工程通り完了できました。
作業員の皆様、お疲れ様でした!