こんにちは!
現場代理人の久田です。
このたび、令和4年度鹿児島県土木部優良工事等熊毛支庁建設部長表彰式にて優良工事表彰並びに
優秀技術者表彰を受賞いたしました!
👆ここで少し補足です。
鹿児島県土木部優良工事等熊毛支庁建設部長表彰とは
鹿児島県では、土木部が発注した建設工事において、他の規範と認められる優良工事の施工業者や優秀技術者、若手有望技術者及び優良業務を表彰し、工事に従事する企業及び建設技術者の誇りや意欲の増進を図るとともに、技術の進歩向上・社会的評価を高め、建設産業の構造改善に資することとしています。
工事名:急傾斜地崩壊対策工事(浦田地区補正R2-1工区)
受賞するポイントとなったのは
『ICT活用工事』
(1)3次元起工測量
(2)3次元設計データ作成
(3)ICT建設機械による施工
(4)3次元出来形管理等の施工管理
(5)3次元データの納品行
上記5項目 全ての施工プロセスを行ったことです。
これを工事現場で活用してレーザースキャナ(又はドローン)測量やICT建設機械による施工で効率化を図ります。
レーザースキャナを用いることにより起工測量の作業時間が低減されます。
この測量データを基に3次元設計データを作成しICT建設機械と連携させることにより、施工を行う為の丁張りが不要となり、
丁張りの設置手間も低減されます。
ローカライゼーション(人工衛星、GNSSの計測座標を現場の平面直角座標に変換させる)を行いICT建設機械による施工の
準備(機械位置情報の計測)を行いました。
そしてICT建設機械と連携させるタブレット端末に機械の向きやバケットの位置と設計図面等が表示されます。
これを見て確認しながら施工していくことになります。
本工事ではICTマシンガイダンスを使用し掘削整形を行っていきました。
現場進捗状況『SMART CONSTRUCTION』にて分かるようになっています。
法面整形完了後は3次元出来形測量を行い、出来形合否判定総括表(出来形管理図【ヒートマップ】)にて規格値内に収まっていることを報告します。
最後に3次元データを作成納品して完了となります。
受賞できましたのはそれに加え
防護柵の工夫(土圧のかかる部分を強固なものに変更)
排水処理の工夫(既設側溝を撤去せずに施工できるようにする)
その他、土砂の流出防止対策(大型土のうによる雨天時等の流出防止)
安全対策徹底や地域住民の方々とのコミュニケーションなど
現場作業員全員で意見を出し合い、検討し、お互いをフォローしながら取り組んだことが結果を生んだのだと思っています。

最後に、近隣地域の皆様へ
ご協力頂き、本当にありがとうございました。
仲林建設株式会社社員一同、これからも日々精進して参ります👷✊